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北朝鮮問題、どうする?

by 斉藤のどか

北朝鮮問題が緊迫しています。日本に向けてミサイルを発射したり、核実験をしたり。このように軍の力で他国を威嚇する態度は絶対に許されません。

では、一体どのように対応すればいいのでしょうか?1番大切なのは国民の命を守るということです。誰も犠牲にしない、平和的な解決が最大の目標です。それを実現するために、どうすればいいのでしょうか?

「必要なのは、対話ではなく圧力」って、本当?

安倍総理は、国連の演説で「必要なのは対話ではなく圧力」と訴えました。9月11日に国連で厳しい経済制裁が採択されて、国際社会がその徹底的な実施に意気込んでいます。制裁を通して、北朝鮮に経済的・資源的な圧力をかけることが狙いです。

圧力をかけられた北朝鮮は、どういう行動にでるのでしょうか?お金がどんどん制限され、追い詰められれば、戦争に出るか対話に出るかのどちらしかありません。その選択肢の1つである対話を、日本の総理大臣が取り上げてしまったら、戦争しか残らなくなってしまうのではないでしょうか?

「でも北朝鮮なんて、話をしてくれるような国じゃないでしょ」という意見も多く聞こえてきます。確かに、北朝鮮はちょっと話しただけで変わるような国ではありません。いままで何十年も対話と交渉を行い、合意にたどり着いたと思ったらそれを破れられるということも何度もありました。でも、「どうせ聞いてくれないから」とすでに諦めている国のリーダーは安倍総理しかいません。アメリカも直接北朝鮮とコミュニケーションをとって、対話ができないか模索しています。ロシアも北朝鮮の高官を招待して、対話をしています。韓国も、対話が大切だと訴えています。ドイツもスイスもスウェーデンも、対話に積極的な姿勢を見せています。

「北朝鮮の脅威に国際社会が連携して立ち向かっていかなければならない」と安倍総理はよく言っています。世界が対話に向かって全力を注ぐなか、その言葉に忠実に行動していくことが大切です。

「やられる前に、やってしまえ」は核戦争を引き起こす

「国を守るために、北朝鮮なんてやっつけちゃえ」という意見もよく聞きます。こういう意見を持つ方は、「アメリカが1発で北朝鮮を破壊すれば平気」と思っている場合が多いようです。でも、現実はそう甘くありません。北朝鮮の多くの軍施設は隠されていて、正確な場所はわかりません。ミサイルが軍施設に的中したとしても、それで北朝鮮はおとなしくなるのでしょうか?絶対に、ありえないでしょう。やり返してくるに違いありません。

そしてどこを狙うかといったら、日本と韓国です。北朝鮮労働新聞には、日本について次のような記載があったそうです:

 「日本領土には数多くの米軍核基地、原子力関連施設、軍事施設が各所に存在している。日本の20世紀40年代(1940年代)に負った核惨禍(長崎・広島原爆)とは、比較にならない程、酷い災難を負うことは避けることができない」
北朝鮮労働新聞

福島の原発事故であれだけの被害がでました。その原発をミサイルで爆破されたら、一体どうなってしまうのでしょうか?恐ろしすぎて、想像したくないでしょう。でも、「やられる前にやってしまえ」という前に、それがどういう結果を招く可能性があるのかをしっかり想像する必要があります。恐怖や焦りから攻撃をしてしまえば、取り返しのつかないことになるのです。

結局、対話しかない

安倍総理は「国民の平和で幸せな生活を守り抜く」と言っています。それを本当に実現するためには、結局対話しか残らないのです。対話というと、どうしても綺麗事のように聞こえます。でも、対話によって解決できた衝突もあります。例えば、キューバ危機。核戦争の1歩手前までいって、世界中が息を止める想いでいましたが、アメリカとソ連の交渉によって解決することができました。対話に力を侮らず、平和的な解決に臨む意欲と姿勢を示していくことが今一番大切なのではないでしょうか。

参考
朝日新聞:国連安保理 北朝鮮制裁決議を採択「燃料と資金経つ」(2017年9月12日)
朝日新聞:米国務長官、北朝鮮との接触認める「対話ルートある」(2017年9月30日)
NHK:北朝鮮外務省高官がロシアと29日に会談 ロシアも役割強調か(2017年9月27日)
0テレニュース24:来たと接触の元政務官「危機奪回に欧州など」(2017年9月26日)
Independent Web Journal:原発直撃で広島原爆千倍のセシウム放出の危険性!(2017年9月19日)
NHK:安倍首相 安全保障関連法の意義を強調(2017年9月30日)


斉藤のどか
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